Tuesday, July 17, 2018 11:33 AM

フォードもタカタ訴訟和解 米で2億9910万ドル支払い

 タカタの欠陥エアバッグ問題を巡り、米国の所有者らが自動車メーカーを相手取って起こした集団訴訟で、自動車大手フォード・モーターが、経済的な損失に対する補償として2億9910万ドル(約335億円)を支払うことで和解したことが16日、分かった。

 この訴訟はタカタのエアバッグ搭載車が最多だったホンダやトヨタ自動車など日米欧の7社が対象だったが、フォードを除く6社は既に和解していた。7社の和解金は日本円換算で総額1700億円を超えた。米国での経済的な損失に関する一連の訴訟は今回の和解で終結することになる。

 訴訟資料によると、和解金は車の修理中に使ったタクシー料金、ベビーシッター代などの補償に充てられる。フォードは16日に「安全は最優先事項で、車の修理に集中する」との声明を出した。(共同)