Thursday, July 19, 2018 10:50 AM

トランプ氏に米露関係質問 選挙中にロシア人女スパイ

 米メディアは18日、米国でスパイ活動をした疑いで逮捕されたロシア人の女が2015年、米大統領選に出馬し間もないトランプ氏にイベント会場で米露関係を尋ね、「制裁は必要ない」などと回答を得ていたと伝えた。女はロシアのプーチン大統領に近い富豪との関係も浮上。スパイ活動の詳細は明らかではなく、捜査に関心が集まっている。

 女は首都ワシントン在住で、アメリカン大学に通っていたマリア・ブティナ被告(29)。17日に共謀罪などで起訴されたが「スパイではない」と否認している。

 CNNテレビなどによると、トランプ氏が大統領選に出馬表明した約1カ月後の15年7月、女は西部ラスベガスのイベントでトランプ氏に「大統領になったらロシアへの制裁を続けるか」と質問。トランプ氏は「私はプーチン氏とうまくやれる。制裁は必要ない」などと答えた。(共同)