Thursday, July 19, 2018 10:51 AM

「ユダヤ人国家」法案可決 イスラエル国会

 イスラエル国会は19日、イスラエルを「ユダヤ人の国家」と定義する法案を賛成多数で可決した。法案を巡っては、人口の約20%を占めるアラブ系住民への差別につながるとして物議を醸していた。

 法案はイスラエルを「ユダヤ人の歴史的な郷土で、ユダヤ人は祖国に関する自決権を持つ」と定義。ヘブライ語を公用語と認める一方、アラビア語は公用語ではなく「特別な地位」とした。

 ネタニヤフ首相は「決定的な瞬間だ」と法案可決を歓迎。アラブ系の国会議員は「民主主義は終わった」と非難した。(共同)