Friday, July 20, 2018 11:18 AM

働く母親、70%超え最多 世帯の平均所得3年連続増

 18歳未満の子どもがいる母親のうち、仕事をしている人が809万8000人で70.8%となったことが20日、厚生労働省の2017年国民生活基礎調査で分かった。04年に母親の仕事の有無が調査項目に加わってから初めて70%を超え、人数、割合ともに過去最高。

 厚労省は「育児休業や時短勤務などが普及し、女性が子どもを産んでも働き続けられる環境が整ってきたのではないか」と分析している。雇用状況の改善も背景にあるとみられる。

 16年の1世帯当たりの平均所得は560万2000円で、3年連続で増えた。子育て世帯は平均739万8000円、高齢者世帯は318万6000円だった。所得の増加は働く母親が増えたことに加え、賃金が上がっていることが要因とみられる。(共同)