Monday, July 30, 2018 10:42 AM
iPSでパーキンソン治験 京大が世界初、年内移植へ
人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)から神経のもとになる細胞を作り、パーキンソン病患者の脳内への移植を計画する京都大の高橋淳教授が30日、京大病院で記者会見し、治験の開始を発表した。年内に1例目の移植を実施する意向で、同教授は「治療への有力な選択肢が増える」と語った。こうした治験は世界初で、保険適用を目指す。
根本的な治療法は現在なく、新たな再生医療として期待される一方、腫瘍化の懸念があるiPS細胞を利用するだけに慎重な実施が重要になる。
治験計画は学内審査を終えた後、治験を監督する医薬品医療機器総合機構(PMDA)に届け出て、国に了承された。(共同)
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