Wednesday, August 01, 2018 10:33 AM

富士通、携帯販売売却へ 個人向け事業を合理化

 富士通が携帯電話販売事業を売却する方針を固めたことが1日、分かった。携帯の開発・製造事業を3月に売却済みで、自前の販売網を維持する必要がないと判断した。富士通はカーナビやパソコンからも撤退しており、個人向け事業の合理化に一区切りを付ける。

 既に入札を実施しており、売却先候補には携帯販売大手の住友商事系のティーガイア、伊藤忠商事系のコネクシオが挙がっている。売却額は300億円程度の見通し。

 今回売却するのは完全子会社の富士通パーソナルズ(東京)の携帯販売事業。「ドコモショップ」を全国で100店以上展開している。富士通パーソナルズの2018年3月期の売上高は1296億円で、このうち携帯販売は半分以下という。(共同)