Wednesday, August 01, 2018 10:33 AM

位置情報で熱中症危険予測 五輪向けてヤフーと東京都

 ヤフーは1日、保有する膨大なスマートフォンの位置情報を活用し、人の混雑によって熱中症の危険が増している場所を予測する実証実験を東京都と共同で始めたと発表した。2020年の東京五輪・パラリンピックの会場で熱中症のリスクが高い区域を観客らに知らせ、注意喚起する仕組みを目指す。

 記録的な猛暑となった今夏、東京都でも観測史上初の40度超を記録し、熱中症患者が多数出た。真夏に開催される東京五輪でも選手や観客が熱中症となる懸念が高まっており、都が対策を進めている。

 環境省は熱中症の危険度を表す「暑さ指数」を地域別にインターネットで公表している。ヤフーは膨大なスマホ利用者の位置情報の「ビッグデータ」と、暑さ指数のデータを組み合わせて、独自の熱中症予測地図を作製する。(共同)