Thursday, August 02, 2018 12:07 PM

西日本豪雨支援に1000億円 中小企業の事業継続重点

 政府は2日、西日本豪雨の被災地支援策の第1弾となる「生活・生業再建支援パッケージ」をまとめた。被災により事業継続が危ぶまれている中小企業の支援に重点を置いた。財源として、2018年度予算の予備費から約1058億円を支出することを3日に閣議決定する方針。

 安倍晋三首相は官邸で開いた非常災害対策本部会議で「総額1千億円規模の対策を実行に移す。被災者が希望を持ち、前へ向かって取り組めるように支援する」と決意を示した。

 中小企業支援策には483億円を充てる。パッケージは具体策として、被災自治体からの要望が多いグループ補助金の実施を明記。被災した岡山、広島、愛媛3県の中小企業がグループを組んで復興事業計画を策定することで、工場や店舗などの復旧費用の最大4分の3が補助される。(共同)