Wednesday, August 08, 2018 10:59 AM

市民巻き添え、1000人超に 米軍主導のテロ掃討で

 米軍主導の有志連合は8日までに、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討のため2014年に開始したイラクやシリアでの空爆により巻き添えで死亡した民間人の総数が1000人を超えたと明らかにした。人権団体は、より多くの犠牲者が出ていると指摘、詳しい調査を求めている。

 有志連合は14年8月〜18年6月に約3万回の空爆を実施、少なくとも1059人の市民が犠牲になった。有志連合は「市民の犠牲を最小限に抑えるために細心の注意を払っている」と強調した。

 内戦下のシリアではアサド政権を軍事支援するロシアの空爆で多くの民間人が死亡したとみられているが、有志連合の攻撃による巻き添えにも歯止めがかかっていない。(共同)