Wednesday, August 15, 2018 11:16 AM

ボディースキャナー導入へ LA地下鉄、全米初の試み

 ロサンゼルスの交通局は14日、テロ対策強化のため地下鉄の駅で、乗客の服を透視して不審物を調べる「ボディースキャナー」を数カ月以内に導入すると発表した。米メディアによると、全米の大量輸送の公共交通システムで初の試み。

 2028年のロサンゼルス夏季五輪に向けた対策強化の一環とみられる。米連邦政府で交通公共機関の安全確保を所管する運輸保安庁も参加しており、ほかの地域でも導入を広げるもようだ。

 導入されるのは可動式の装置で、9メートル程度離れた距離から銃器や爆発物などの不審物を調べることが可能。1時間に2000人以上をチェックできるという。交通局はこれまで、空港で使用される通り抜けタイプの装置などで試験を続けてきた。(共同)