Wednesday, August 15, 2018 11:16 AM

ロシアの衛星攻撃兵器を警戒 米高官、軍縮会議で

 ポブレット米国務次官補(軍備管理・検証・順守担当)は14日、ロシアが衛星攻撃兵器(ASAT)の開発を「積極的に進めている」と指摘、ロシアの行動が宇宙空間における軍拡防止を困難にしていると批判した。ジュネーブ軍縮会議での発言を米国務省が発表した。

 トランプ政権は9日、2020年までの「宇宙軍」創設計画を公表。宇宙進出を加速させる中国やロシアに対抗する姿勢を鮮明にしていた。

 ポブレット氏は、ロシアが09年以来、繰り返し宇宙兵器の開発計画に言及してきたとし、最近では移動式の衛星攻撃システム開発に着手したと非難。ロシアが打ち上げた宇宙空間の装置観察用衛星の目的も「不透明だ」と懸念を表明した。(共同)