Friday, August 24, 2018 11:10 AM

清水建設に罰金2億円求刑 リニア談合、10月判決

 JR東海が発注したリニア中央新幹線の駅新設工事を巡る談合事件で、独禁法違反(不当な取引制限)の罪に問われた法人としての清水建設の公判が24日、東京地裁(鈴木巧裁判長)であり、検察側が罰金2億円を求刑し結審した。判決は10月22日。

 検察側は論告で、清水は、同社を含む大手ゼネコン4社が2005年に「談合決別宣言」をした後も談合事件で行政処分や刑事罰を受けていると指摘。「談合体質は根深く、是正は困難」と述べた。

 さらに、清水が参加したことで大手4社による談合の枠組みが完成し「希望の工区を受注し、十分な利益を確保できた」とした。(共同)