Friday, August 31, 2018 10:55 AM

大統領とグーグル対立過熱 「不正操作」陰謀論背景か

 トランプ大統領は最近、IT大手グーグルが検索結果を不正に操作していると非難し、対決姿勢を強めている。11月の中間選挙を控え、支持基盤の保守派の主張が排除されているとの陰謀論が背景にあり、グーグルとの対立は過熱するばかりだ。

 トランプ氏は30日、インディアナ州の支持者集会で、グーグルやフェイスブック、ツイッターを名指しし「私たちは検閲や、検索結果の不正操作を容認することはできない」と語気を強め「大企業なんかに保守派の声を弾圧させない」と気勢を上げた。

 トランプ氏がIT大手をやり玉に挙げ始めたのは8月下旬。ツイッターやフェイスブックが相次いで、極右的な主張や陰謀論で知られる政治評論家でトランプ氏と親しいアレックス・ジョーンズ氏のアカウントを停止・削除したのが発端だ。(共同)