Friday, August 31, 2018 10:56 AM

対中2000億ドル関税来週表明か トランプ氏、即発動も

 ブルームバーグ通信は30日、トランプ大統領が来週にも中国からの年2000億ドル分(約22兆円)の輸入品に対する第3弾の制裁関税の発動を表明したい意向だと伝えた。6人の関係者の話としている。産業界からの意見聴取の手続き期限である9月6日を過ぎればすぐに発動する案と、後日発動する案があるという。

 これに対し、中国外務省の華春瑩副報道局長は31日の記者会見で「強硬に圧力をかけるやり方は中国には通用しない」と述べ、反発した。

 中国からの昨年のモノの輸入額は約5000億ドルだった。米政権は計500億ドル分に対して制裁関税を課しており、2000億ドル分の輸入品も対象に加われば、輸入額全体のほぼ半分となる。知的財産権の侵害が理由だ。(共同)