Thursday, September 06, 2018 10:49 AM

3分の1がいじめ被害経験 ユニセフ、世界の子を調査

 国連児童基金(ユニセフ)は6日付で、世界の13〜15歳の子どもの約3分の1が、過去1カ月間にいじめを受けた経験があるとの報告書を発表した。ユニセフは、子どもを守る法律の順守や、いじめや子どもを巡る暴力のデータを広く集めて問題解決の成功例を共有するなどの対策を取るべきだと訴えている。

 122カ国の学校における子どもへの暴力を調べたところ、過去1年間に暴力を伴うけんかをしたことがあるという回答も約3分の1を占めた。いじめ被害かけんかを経験した子どもは、半数に相当する約1億5千万人に上った。日本は調査対象外。

 いじめの被害は男女で差がないが、女子は仲間外れなど心理的ないじめ、男子は直接的な暴力を受ける傾向が強いという。パソコンや携帯電話などを使って傷つけたり、辱めたりするいじめも横行している。(共同)