Wednesday, September 12, 2018 11:44 AM

南北パイプで米朝進展促す 連絡事務所、象徴的意味も

 韓国と北朝鮮による南北共同連絡事務所の開所式が14日に北朝鮮の開城で行われることが決まり、開城工業団地が2016年2月に閉鎖されて以来、約2年7カ月ぶりに南北間の常設の連絡パイプが復元されることになった。韓国は北朝鮮との信頼醸成を急ぎ、非核化を急ぐよう説得して米朝協議の進展を促したい考えだ。

 南北は米朝首脳会談開催の雲行きが怪しくなっていた5月26日に今年2回目の首脳会談を開くなど、政権中枢間の非公開のパイプは機能しており、事務所設置は象徴的な意味が大きい。

 韓国統一省報道官は12日、事務所が「南北関係を安定させ、米朝非核化協議の進展にも役割を果たせることを期待する」と述べた。(共同)