Thursday, September 13, 2018 10:34 AM

象牙取引ヤフオクが主流に 環境団体、規制求め要望

 国際的に批判される日本国内での象牙取引について、環境保護団体の世界自然保護基金(WWF)ジャパンが13日、インターネット市場の調査結果を公表した。ショッピングサイトでの出品禁止が相次ぐ中、オークションサイト「ヤフオク!」が主流の取引手段になっているとして、運営会社のヤフーに規制を求める要望書を出した。

 調査は6〜7月、ヤフオクのほか、大手通販サイトなどを対象に実施。ヤフオクでは、4週間で3780万円の取引があり、取引総額の88%は、合法的に入手したと証明されない加工品や半加工品だった。

 WWFジャパンの担当者は「中国で摘発された密輸事件の被告が、象牙をヤフオクで入手したと公判で証言しており、犯罪グループに利用されている実態も判明した」と指摘している。(共同)