Thursday, September 13, 2018 10:38 AM

英王子が日本文化拠点視察 ジャパン・ハウスで式典

 ロンドンに今年6月オープンした日本文化の新たな発信拠点「ジャパン・ハウス・ロンドン」で13日、英王室のウィリアム王子と、訪英した麻生太郎副総理兼財務相らが出席して開館を祝う式典が開かれた。王子らは金物で知られる新潟・燕三条地域のものづくりに関する企画展「燕三条 金属の進化と分化」など館内を熱心に視察した。

 王子は鶴岡公二駐英大使やマイケル・フーリハン館長の案内に熱心に耳を傾け、関係者らと談笑。来年日本で開催されるラグビーのワールドカップ(W杯)、再来年の東京五輪・パラリンピックに合わせてさまざまな文化交流行事を行う「日英文化季間」についても説明を受けた。

 燕三条の企画展では、銅器制作の「玉川堂」(新潟県燕市)の職人がやかんを鋳造する様子を見学、箸置きづくりのワークショップに参加した地元の英国人小学生らと交流した。(共同)