Friday, September 14, 2018 10:39 AM

ロシア、3年9カ月ぶり利上げ ルーブル防衛で7.5%に

 ロシア中央銀行は14日、主要政策金利を7.25%から7.5%に引き上げると発表した。ロシアの利上げは2014年12月以来3年9カ月ぶり。外国為替市場で下落基調にあるロシア通貨ルーブルを防衛するため利上げに踏み切った。

 トルコの通貨リラ急落が新興国全体に連鎖する中で、ルーブルは今月10日、モスクワの外国為替市場で1ドル=70ルーブル台まで売られ、16年3月以来の安値を記録。14日の利上げ後は1ドル=67ルーブル台に反発した。

 ロシア中銀は来年のインフレ率の見通しを、これまで「4%近く」としていたが、今回5〜5.5%に引き上げた。ただ20年は4%程度に戻るとしている。(共同)