Monday, September 24, 2018 10:39 AM

中国抑え込みにまい進 米大統領、企業に移転迫る

 トランプ政権は24日、中国からの輸入品に追加関税を課す制裁第3弾を発動した。関税対象は米国の消費生活を直撃する日用品にまで拡大。中国で部品や完成品を調達・製造する米国企業にも生産拠点の移転を強く迫るなど、トランプ大統領は中国の抑え込みにまい進している。

 中国は豊富な労働力を武器に外国企業を多数誘致し「世界の工場」としての地位を確立。米国向けの輸出促進で大量の外貨を稼ぎ、世界第2の経済大国に駆け上がった。

 だが、トランプ氏は「米国を再び偉大にする」とのスローガンを掲げ、米国の覇権を脅かす存在として中国を敵視。相次ぐ制裁関税の発動で、中国の経済力を減退させることを狙っている。(共同)