Friday, September 28, 2018 11:29 AM

首脳ら「多国間主義」訴え 国連、トランプ氏に対抗

 各国首脳や閣僚らによる国連総会一般討論は27日までに、首脳自ら乗り込んだ国々による演説がおおよそ終了した。主役は国際合意からの離脱や国連機関への資金拠出削減など、多国間の外交を露骨に軽視する「米国第一」のトランプ大統領。多くの首脳が「多国間主義を取り戻そう」と声高に訴えて対抗し、今年の一般討論を特徴付けた。

 「米国の離脱後も、私たちは何とか結束を守って協定は崩壊を逃れた」

 温暖化防止の国際枠組み「パリ協定」をまとめた協議でホスト国だったフランスのマクロン大統領は一般討論で、トランプ政権への強い不満を表明した。「パリ協定を尊重しない国とは、貿易協定の締結をやめよう」とも呼び掛けた。(共同)