Friday, September 28, 2018 11:30 AM

経済優先路線を強調 北朝鮮外相、核触れず

 北朝鮮の李容浩外相は26日、ニューヨークの国連本部で開かれた非同盟諸国外相会議で演説し、金正恩朝鮮労働党委員長の指導の下、経済建設に総力を挙げる新たな路線が成果を上げていると強調した。北朝鮮メディアが28日伝えた。例年のように誇示してきた核・ミサイル戦力には一切言及しなかったもようだ。

 党機関紙、労働新聞によると李氏は、金氏の大胆な決断と平和守護の意思により「朝鮮半島と北東アジア情勢に新たな肯定的な気流が形成されている」と述べた。

 また、覇権を追求する勢力が「人権擁護や反テロの美名の下、自分たちの価値観を強要している」と批判した。米朝が再度の首脳会談開催を調整する中、米国を名指しして激しく非難することは避けたとみられる。(共同)