Friday, September 28, 2018 11:30 AM

富士登山者、20万8000人 悪天候など影響し減少

 環境省は28日、富士山の今年の開山期間(7月1日〜9月10日)に8合目を通過した登山者は、昨年比26.9%減の20万8161人だったと発表した。悪天候の日が多かったことに加え、富士宮ルートでカウンターの不具合による約1カ月間の欠測期間があったことも影響したとみられる。

 登山道別では、山梨県側の吉田ルートが15万845人と全体の約7割を占めた。静岡県側の須走ルートが2万6696人、御殿場ルートが1万1792人だった。静岡県側の富士宮ルートは1万8828人だったが、「2万人程度」(同省担当者)と推定される欠測期間の登山者は含まれていない。

 環境省は各ルートの8合目付近に赤外線カウンターを設置して登山者数を調査。今年の特徴について「雨が多く降ったり、台風が接近したりした日が多かった」としている。(共同)