Tuesday, October 02, 2018 10:45 AM

企業に女性取締役義務付け カリフォルニア州、全米初

 カリフォルニア州で1日までに、米国で上場する州内の企業に対し、来年末までに少なくとも女性取締役の選任を義務付ける新たな州法が成立した。米メディアによると、同様の法律はドイツなど欧州では施行されているが、全米の州では初の取り組み。

 米国では映画界のセクハラ問題発覚後に広がった、被害告発の「#MeToo」(「私も」の意)運動とともに、職場の待遇面での男女差別解消を求める声も強まっており、注目が集まりそうだ。

 州法はブラウン知事が9月30日に署名。2021年末までに取締役の人数に応じて最低2〜3人の女性取締役を置くことも義務付けた。州法を巡っては、商工会議所などから反対意見もあった。(共同)