Thursday, October 04, 2018 10:52 AM

AIで乳がん見落とし防げ 慈恵医大とグーグル開発へ

 東京慈恵会医大病院は4日、グーグル傘下のAI企業「ディープマインド」社と連携し、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)画像を人工知能(AI)で分析して乳がんを早期に発見するシステムの開発を進めると発表した。

 ディープ社は、AIが自ら学習し、判断能力を高める「深層学習」を使った囲碁ソフト「アルファ碁」を開発。人間のトップ棋士に勝利した実績で知られる。この技術を医療分野に応用し、見つけにくいとされる日本人の乳がんの早期発見に役立てたい考えだ。

 慈恵医大病院によると、世界では毎年160万人以上の女性が乳がんと診断され、50万人が死亡している。早期発見が重要だが、検診では毎年、数千人が見落とされている。(共同)