Tuesday, October 09, 2018 12:03 PM
経団連、就活指針廃止 20年入社世代が最後
経団連は9日、会長・副会長会議を開き、大手企業の採用面接などの解禁日を定めた指針を、2021年春入社の学生から廃止することを正式に決定した。経団連の現行の指針は大学3年生が該当する20年入社が最後の世代となる。就職活動のルールは1953年に政府と大学、産業界が選考日程を申し合わせた「就職協定」が結ばれて以来、何らかの形で示されてきた。新たなルールづくりは政府主導に転換し、大学側や経済界も参加する関係省庁連絡会議で15日に協議を始める。
新ルールが策定されても、大手企業への影響力が大きい経団連の関与が薄まることにより有名無実化し、就職活動の早期化が進む恐れもあり、大学などの関連団体で構成する「就職問題懇談会」は学生への影響を懸念する声明を発表した。政府は学生らの不安に配慮し、指針廃止後も大学2年生が対象となる21年入社組までは、面接6月解禁などの現行日程を維持する方向で調整し、今月中にも正式に決める。
経団連の会議後に記者会見した中西宏明会長は「日本が変革期にあるとの認識を持っているリーダーがたくさんいることが確認できた」と述べた。会議では指針廃止に異論はなかったが、何らかのルールは必要との意見が多かったという。今後の政府主導の議論では「ルールを決めること自体に反対はしない」との考えを示した。(共同)
ニュース
10/09/2018 12:03 PM
トランプ関税、自動車メーカーの利益合計17%を失う〜S&P発表
10/09/2018 12:03 PM
ルシッドの10-12月EV納入台数、予想上回る
10/09/2018 12:03 PM
トヨタ、助成金450万ドル確保〜電池の循環型サプライチェーン構築へ
10/09/2018 12:03 PM
11月の製造業受注、0.4%減
10/09/2018 12:03 PM