Tuesday, October 09, 2018 12:04 PM

中国、ICPO前総裁調査 収賄容疑で国家監察委

 中国出身の孟宏偉国際刑事警察機構(ICPO、本部フランス・リヨン)総裁が一時帰国後に消息不明となった問題に絡み、中国公安省幹部らが出席した8日の会議で、孟氏が国家監察委員会に収賄容疑などで調べられていることが報告された。収賄容疑の詳細は不明。

 ICPOは7日、孟氏の辞表を受理したと発表。即時の辞任で、2020年までの残りの任期を務める次期総裁を11月の総会で選ぶとしている。韓国出身の金鍾陽副総裁が総裁代行に就任した。

 AP通信などによると、これに先立ち孟氏の妻は7日、リヨンで記者会見し、9月25日から孟氏と連絡が取れなくなったと説明した。通信アプリを通じ孟氏から「私の電話を待って」とのメッセージが来た後、「身の危険」を知らせようとしたとみられる刃物の絵文字が送られてきたと明らかにした。その後、連絡はなく、何が起きたか分からないという。(共同)