Thursday, October 11, 2018 10:11 AM
世界経済に否定的な影響 貿易摩擦でIMF専務理事
国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事は11日、米国と中国の貿易摩擦によって「世界経済に否定的な影響を与えかねない」との懸念を示した。日米欧と新興国の20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が開かれる、インドネシア・バリ島のヌサドゥアでの講演で述べた。
ラガルド氏は、世界の経済成長は高い水準にあるものの、米中間の「貿易戦争」などを背景に、今後は「リスクがある」と指摘。新興国に関し、米中対立による貿易量減少と、米国の利上げに伴う資金流出に懸念を示した。
貿易摩擦のこれ以上の悪化を避けるべきだとした上で、「貿易体制のルール作りが必要だ」と強調した。(共同)
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