Thursday, October 11, 2018 10:12 AM

ファミマ、ドンキを傘下に 11月にTOB、2000億円

 ユニー・ファミリーマートホールディングスは11日、ディスカウント大手ドンキホーテホールディングスに対して11月上旬から株式公開買い付け(TOB)を実施し、最大20.17%の株式を取得してグループ企業にすると発表した。取得総額は約2119億円の見込み。傘下の総合スーパー「ユニー」の全株式はドンキに売却し、ドンキは5年間で100店程度を「MEGA(メガ)ドン・キホーテUNY」に業態転換する方針だ。

 ユニー・ファミマとドンキの決算上の売上高を合算すると約2兆2000億円、フランチャイズ店舗を含めたグループ全体の売上高は4兆7000億円規模となり、コンビニエンスストア、スーパー、ディスカウントストアの三業態を有する巨大な流通グループが誕生する。

 ドンキはユニー・ファミマが持つユニーの全株式(60%分)を2019年1月に282億円で買い取り、既に保有する40%分と合わせて完全子会社化する。ユニー・ファミマはユニーの経営をドンキに任せ、主力のコンビニにドンキの店舗運営のノウハウを生かす。インターネット通販などの台頭で苦戦するユニーがスーパーのまま生き残るのは難しいと判断した。(共同)