Friday, August 26, 2016 1:10 PM

経済良好、利上げに前向き 連銀総裁の発言相次ぐ

 26日のCNBCテレビのインタビューで、クリーブランド連銀のメスター総裁は「経済は良好な軌道上にある」とし「緩やかな道筋で利上げを始めることが理にかなっている」と述べた。雇用の力強さは物価がゆっくり上昇していくことを示しているとしたほか、米経済が年後半に3%成長に持ち直すことも「無茶な話ではない」とした。同じくCNBCのインタビューに応じた米セントルイス連銀のブラード総裁は「経済が力強さを増している時が(利上げの)良いタイミングだ」と述べ、9月会合は好機かもしれないとの見方を示唆した。

 両総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で政策決定の投票権を持つ。

 このほか、26日にはアトランタ連銀のロックハート総裁も、ブルームバーグテレビのインタビューで、経済がこれまでと同じペースで改善を続けるならば「今年少なくとも1回」の利上げが可能だとの見解を示した。年内にFOMC会合が3回残っているとして、場合によっては「2回の追加利上げが可能だ」とも述べた。(共同)