Monday, October 15, 2018 10:22 AM

米国の対中政策に大使困惑 「誰が最終決定権者?」

 中国の崔天凱駐米大使は14日放送のFOXニュースのインタビューで、トランプ米政権の中で誰が通商問題で大統領への影響力が最も強いのかを問われ「ワシントンの各国大使と話しているが、みんな誰が最終決定権者なのか分からなくて困惑している」と語った。

 トランプ政権は対中貿易赤字の削減を目指し、中国からの輸入品に制裁関税を課している。崔氏は「中国は貿易戦争を決して望んでいないが、戦争を仕掛けられれば国益を守るために対抗する必要がある」と強調した。

 同時に「どれほど米国の消費者が米中貿易を通じて利益を得ているのか。どれほど米企業が中国での活動で稼いでいるのか。もっと米中貿易の全体像を見なければならない」と苦言を呈した。(共同)