Monday, October 15, 2018 10:25 AM

昭和大医学部も入試不正 現役・1浪加点で謝罪

 医学部の不正入試を巡る問題で、昭和大(東京)は15日記者会見し、2013年以降の医学部一般入試の2次試験で、高校からの調査書を評価する際、現役と1浪の受験生に加算する得点操作をしていたと発表した。本来補欠に回るはずの卒業生の親族19人を優遇し、正規合格としていたことも判明。募集要項などで事前に周知せず、既に不正入試が発覚した東京医科大と同様、受験回数の多さなどを不利に扱っていたことになる。

 文部科学省は複数の大学に不正の疑いがあるとみており、昭和大の発表が、今後の他大学の対応にも影響する可能性がある。

 昭和大によると、文科省の緊急調査で不正の疑いが指摘された。小川良雄医学部長は会見でこうした行為が不適切だったと認め「受験生の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪した。女子の合格率が低いことについては、入学辞退者が多いことが理由で、性別による差別はしていないと強調した。(共同)