Friday, August 26, 2016 5:49 PM

国立大に情報分析教育拠点 課題解決の人材育成

 文部科学省は27日までに、数学理論や膨大な情報「ビッグデータ」などの分析を駆使して、現代社会の課題を解決する人材の育成を目指す教育拠点「数理・データサイエンス教育研究センター(仮称)」を国立大に設ける方針を固めた。2017年度予算の概算要求に、必要経費約12億円を盛り込む。

 数学理論やデータ分析を用いた課題解決としては、車間距離や車の速度などから交通渋滞のメカニズムを解明し、解消につなげるといった事例が考えられるとしている。

 文科省は、こうした課題解決の手法は、学問分野を問わず、幅広い学生が身に付けるべきだと判断。イノベーション創出につなげる狙いもある。(共同)