Friday, August 26, 2016 5:49 PM
8月の雇用統計が鍵 FRB副議長
米連邦準備制度理事会(FRB)のフィッシャー副議長は26日、CNBCテレビのインタビューで、新規就業者数の3カ月平均が月19万人と高いペースで伸びていることなどを挙げて「米経済は力強さを増している」との見方を示した。来月2日に発表される8月分の雇用統計は「他の経済指標とともに、おそらく政策決定において重要になる」と述べ、9月後半に開かれる連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを判断する鍵を握るとの見方を示した。
米経済はFRBが目指している最大雇用に近い状態にあり、物価上昇率も目標とする2%には届かないものの、昨年と比べ上がっていると評価した。26日発表の4〜6月期の国内総生産(GDP)改定値が1.1%増に下方修正されたことについては、統計の数字は改定されるものだと指摘。「利上げの判断では過去ではなく、先を見たい」と述べて、消費や物価などの先行きをより重視する考えを示した。
26日のイエレンFRB議長の講演については、9月利上げがあり得るとの見方と矛盾しない内容だとした。(共同)
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