Wednesday, October 17, 2018 10:22 AM

米キューバ対立、議場騒然 国連の人権会合で猛抗議

 国連で16日、米国がキューバの人権状況を批判する会合を開いたが、キューバの外交官らが机を激しくたたくなど国連では異例の抗議をし、騒然となった。キューバと国交を回復し融和を進めたオバマ前政権時代から一転、トランプ政権下で米キューバ関係が劣悪となったことが明確になった。

 会合は、キューバ政府による政治犯の拘束など反体制派への迫害が続いているとして、告発するキャンペーンの開始のために企画。米国連代表部の人権問題担当の大使や、米州機構(OAS)のアルマグロ事務総長、元政治犯とされるキューバ人男性らが参加した。

 開始直後から、最前列に陣取ったロドリゲス国連大使を含むキューバの外交官二十数人がノートや拳で一斉に机をたたいて抗議。「キューバへの経済制裁をやめろ」などと怒鳴り続けた。(共同)