Friday, August 26, 2016 5:50 PM

偶発的衝突の懸念高まる イラン船の妨害で米報道官

 米軍駆逐艦がホルムズ海峡周辺の公海でイラン革命防衛隊の小型船に航行を妨害されたとする問題で、アーネスト米大統領報道官は26日「不安定な地域で行われた容認できない行為」であり、偶発的な衝突のリスクを高めると批判した。

 米駆逐艦は当時、小型船に警告射撃などを行った。アーネスト氏は「より危険な状態に陥るのを回避できたのは、米海軍がプロ意識に基づいて行動したからだ」と指摘した。

 イランメディアによると、イランのデフガン国防軍需相は25日の記者会見で、イラン側は現場海域で通常通りのパトロール活動を行ったにすぎないと反論。ペルシャ湾の船舶の動向は絶え間なく監視し、領海に米軍艦を含む外国船舶が強引に侵入した場合は厳正に対処していると主張した。(共同)