Wednesday, October 17, 2018 10:25 AM

イスラエル軍が報復空爆 ガザのロケット弾発射受け

 イスラエル軍によると17日、パレスチナ自治区ガザからイスラエルに向けて2発のロケット弾が発射され、うち1発がイスラエル南部ベエルシェバの民家に直撃した。軍は報復としてガザを実効支配するイスラム組織ハマスの関連施設などを空爆し、ガザの保健当局によると、1人が死亡、3人が負傷した。

 ガザでは3月末からイスラエルへの抗議活動が続き、最近はデモが激化。イスラエルのリーベルマン国防相はこの状況が続けば、ハマスに「大きな打撃を与える必要がある」と主張しており、双方の緊張が高まることが懸念される。米国訪問中だったイスラエル軍のアイゼンコット参謀総長は対応を協議するため、予定を切り上げ帰国する。

 ハマスなどガザの武装勢力は17日に共同で声明を出し、ロケット弾発射を否定したが、イスラエルはハマスに責任があると非難、ガザとの間にある複数の検問所を閉鎖した。(共同)