Wednesday, October 17, 2018 10:26 AM

障害年金、800人支給継続 打ち切り予告の1000人

 一定の障害がある人に支払われる国の障害基礎年金を巡り、日本年金機構は17日、支給打ち切りの可能性を予告していた、20歳前から障害がある受給者1010人について、823人に支給を継続するとの判定結果を公表した。

 死亡した人や申請を取り下げた人などを除き、今年診断書を提出した954人中、支給継続となったのは、症状が変わらないと判断された823人。一方、症状が軽くなったとして67人が支給停止になった。残り64人は判定中。

 障害基礎年金の判定業務は従来、都道府県ごとに分かれていたが、地域格差をなくすため2017年4月に東京に一元化した。だが、判定医が代わった影響で昨年、症状が同じなのに支給停止と判定される人が続出。20歳前からの障害者1010人には1年間の経過措置で支給を継続し、今年診断書を出し直してもらい、その上で判断することにしていた。(共同)