Monday, October 22, 2018 10:11 AM
戦禍逃れ、夢に向かう 豪高校、生徒8割超が難民
オーストラリアの最大都市シドニー郊外に、積極的に難民の生徒を受け入れている高校がある。全校生徒約1100人の86%が難民で、多くが過激派組織「イスラム国」(IS)が支配したイラクやシリアなど中東から戦禍を逃れてきた。混乱状態の母国ではかなえ難かった夢に向け、勉学に励んでいる。
シドニーから車で約1時間のニューサウスウェールズ州立フェアフィールド高校。フェアフィールドはかつてベトナム戦争の難民が多く住んだ地域で、行政サービスを含め難民に寛容な街として知られる。高校の正門をくぐると、看板にはいくつもの言語で「歓迎」と書かれていた。
中東からの生徒の多くが最初に受講するのが最長1年数カ月の英語の集中プログラムだ。慣れない英語学習に加え、通学自体が久しぶりで集中が続かず、授業中に席を離れてしまう生徒もいる。(共同)
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