Monday, October 22, 2018 10:13 AM

速度超過原因と検察当局 台湾列車、カーブで100キロも

 台湾北東部宜蘭県で21日に特急列車が脱線、横転した事故で、宜蘭県の検察当局は22日、初期段階の調査結果として、現場のカーブを通過する際の速度超過が事故原因との見解を示した。列車は当時、時速80キロ以上で走行しており、100キロを超えていた可能性もあるという。台湾メディアが報じた。

 中央通信社によると、現場の制限速度は時速75キロ。検察当局は関係者数十人の聴取と、列車を運行する台湾鉄路管理局の資料を調べ判断した。車両の故障の可能性は低いとしている。今後、負傷して入院中の運転士への事情聴取が鍵となりそうだ。

 中央通信社は台湾政府の事故調査チーム幹部の話として、列車は時速140キロ近くに達していたと伝えた。車両を製造した日本車両製造(名古屋市)のホームページによると、この列車の営業最高速度は時速140キロ。(共同)