Tuesday, June 14, 2016 5:07 PM

テロ関係国から入国認めず〜トランプ氏、排斥論加速

 フロリダ州の銃乱射事件の容疑者がイスラム教徒だったことを受け、米大統領選の共和党候補指名を確定したトランプ氏は13日、中東諸国を念頭にテロと関係した国からの入国は一切認めない考えを表明、イスラム教徒排斥論を加速させた。民主党候補指名が確実なクリントン前国務長官は融和を求めて反発した。

 トランプ氏は13日の演説で、「大統領になれば米国や欧州、同盟国に対するテロを企てた歴史を持つ国からの入国は大統領権限で認めない」と述べ、イスラム教徒であるかどうかだけでなく、出身国を基準に入国禁止にすべきだと踏み込んだ。

 容疑者の父親がアフガニスタンの反政府武装勢力タリバンを支持していたとの発言もあった。(共同)