Friday, October 26, 2018 10:11 AM

中国少数民族が新組織 人権擁護訴え活動へ

 中国から亡命したウイグル族やチベット族などの少数民族が連携してつくる新たな国際組織「自由インド太平洋連盟」が26日、東京都内で発足した。中国当局が少数民族の人権を弾圧していると訴え、結成大会では各国政府や国際機関へ働き掛けて権利擁護を求める活動方針を確認した。

 会長には、中国から海外に逃れたウイグル族の組織を束ねる「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席(71)=米国に亡命中=が就任し「声を一つにし、力を合わせて中国当局に対抗する」と述べた。

 連盟は今後、中国の新疆ウイグル自治区などに調査団を派遣するよう国連や関係機関に求めたり、2022年の北京冬季五輪は差別を認めない五輪憲章に違反しているとして、国際オリンピック委員会(IOC)に見直しを要求したりするとしている。(共同)