Tuesday, October 30, 2018 10:28 AM
新表示「日本ワイン」始動 ルール厳格、国産100%
国産ブドウを100%使い、国内で製造したものだけを「日本ワイン」とボトルのラベルに表示できる新たなルールが30日、始まった。輸入果汁などを使ったものと厳格に区別し、消費者に分かりやすく表示するとともに、国際的に通用する基準を整備して認知度を高めるのが狙い。
新基準は国税庁が2015年に策定。これまでは業界の自主ルールしかなく、輸入果汁や輸入ワインを原料に使っても、国内で製造したものは国産ワインとうたって販売されるなど、違いが分かりにくかった。
違反した場合は、行政指導や事業者名の公表、製造免許の取り消しなどの処分が科される。
国税庁によると、「日本ワイン」は条件を満たせば、産地や品種、収穫年も合わせて表示できる。「東京ワイン」と表示する場合、地名が示す範囲で採れたブドウを85%以上使い、醸造地も同じ場所にあることが条件。醸造地が異なれば「東京産ブドウ使用」とするなど、表示できる内容は変わる。(共同)
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