Friday, November 02, 2018 9:53 AM

日航副操縦士、有罪認める 国交省、飲酒基準強化へ

 日航の男性副操縦士の呼気から英国の運輸関連法令の基準値を超えるアルコールが検出され、英警察当局に逮捕された事件で、副操縦士が1日、ロンドンの治安裁判所に出廷し有罪を認めたことが裁判所への取材で分かった。

 日航によると、逮捕されたのは実川克敏容疑者(42)。29日にロンドンの刑事法院が量刑を言い渡す予定。治安裁判所では、重大事件のため刑事法院に回すことを決定したという。

 石井啓一国土交通相は2日、パイロットによる飲酒が全日空グループでも10月に発覚し、相次いでいることを踏まえ「諸外国の基準を踏まえ、飲酒の基準の強化を図る」と述べた。現行は航空各社が自主的に実施しているアルコール検査の義務化や、呼気アルコール濃度の基準値の新設を検討している。(共同)