Tuesday, November 06, 2018 9:39 AM

トヨタ、売上高過去最高へ 29.5兆円、19年3月期

 トヨタ自動車は6日、2019年3月期連結業績予想の売上高を前期比1.3%減の29兆円から、0.4%増の29兆5000億円に上方修正すると発表した。減収見通しから一転し、2年連続で過去最高を更新する。想定より円安に推移していることが寄与する。

 純利益予想は15.0%減の2兆1200億円から7.8%減の2兆3000億円に引き上げ、減益幅が縮小する。本業のもうけを示す営業利益も4.2%減の2兆3000億円からほぼ前期並みの2兆4000億円へ上方修正した。

 前提となる為替レートを1ドル=106円から110円、1ユーロ=126円から130円へそれぞれ見直し、輸出の採算が改善する。米国で値引きの原資となる販売店への奨励金を抑えていることも利益を下支えする。ダイハツ工業と日野自動車を含むグループの19年3月期の世界販売計画は1050万台で据え置いた。(共同)