Friday, November 09, 2018 9:09 AM

人道支援、米は慎重姿勢 北朝鮮安保理制裁で協議

 国連安全保障理事会は8日、北朝鮮の制裁決議に関する非公開の会合を開き、北朝鮮への人道支援を円滑化させる方策などを話し合った。米国のヘイリー国連大使は会合前、人道支援は北朝鮮政府に利用されることがないよう「時間をかけて調べる必要がある」と指摘し、慎重な姿勢を崩さなかった。

 会合は、北朝鮮が非核化に向けた措置を進めているのに合わせて制裁そのものを緩和すべきだと主張しているロシアが開催を求めた。

 ヘイリー氏は、ポンペオ国務長官と北朝鮮の金英哲朝鮮労働党副委員長の協議が直前に中止された理由について、北朝鮮が「準備ができていない」と伝えてきたことを明らかにした。(共同)