Tuesday, November 20, 2018 9:41 AM

北朝鮮が10監視所を撤去 非武装地帯で合意履行

 韓国国防省は20日、北朝鮮との軍事境界線の南北各2キロに設定された非武装地帯(DMZ)で同日、軍事的緊張緩和に向けた南北の合意に基づき、北朝鮮側が監視所10カ所を爆破して撤去したと明らかにした。韓国側も15日に1カ所を爆破しており、今月末までに双方計20カ所の撤去作業が完了する見通し。

 韓国の鄭景斗国防相の国会議員への答弁によると、DMZには韓国側約60カ所、北朝鮮側約160カ所の監視所が設置されている。12月中に作業が終わったかどうかを検証し、追加撤去についても協議する方針。

 ソウルでは20日、DMZの平和利用に関する国際フォーラムが開催された。趙明均統一相は、DMZを「世界で最も重武装されていた非武装地帯」と表現し、武器の撤去や監視所の解体作業が進められていることを南北対話の成果と強調した。(共同)