Wednesday, November 21, 2018 9:25 AM

米中会談へ「地盤固め」 習氏のアジア太平洋歴訪

 中国の習近平国家主席は21日、1週間にわたるアジア太平洋諸国の歴訪を終え、マニラから帰国の途に就いた。各国首脳と経済協力の促進などで一致し、良好な関係を演出した。月末にも予定されるトランプ大統領との首脳会談に向け「地盤固め」を図った形だ。

 習氏はパプアニューギニアでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席し、巨大経済圏構想「一帯一路」に基づく各国への支援を強調。独自に太平洋の島国8カ国との合同会議も主催し、中国政府は「各国は中国の支援に感謝の意を示した」と説明した。

 パプアでは韓国の文在寅大統領とも会談し、朝鮮半島問題での連携で一致した。(共同)