Wednesday, November 21, 2018 9:28 AM

米ハイテク株に急ブレーキ GAFAに成長鈍化懸念

 米株高を主導してきた米ハイテク株に急ブレーキがかかっている。代表格の「GAFA(ガーファ)」と呼ばれるグーグル(親会社アルファベット)、アップル、フェイスブック、アマゾン・コムは年初来高値から大きく下落した。背景にあるのは成長率の鈍化懸念だ。巨大ITへの規制強化論の高まりも逆風になっている。

 今年8月に米企業で初めて株式時価総額が1兆ドル(約112兆円)の大台に達したアップルの20日の終値は年初来高値と比べ24%安い。10〜12月期の業績予想で伸び率鈍化が明らかになり、主力のスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の販売不振への警戒感が高まった。

 9月にアップルに次いで時価総額1兆ドルを超えたアマゾン・コムは27%安。インターネット通販や利益率の高いクラウド事業は好調さを維持しているものの、業績見通しなどが市場予想に届かなかったことで、成長の減速が警戒されている。(共同)