Wednesday, November 28, 2018 10:12 AM

規制強化、技術革新阻害も 米巨大IT2社の意見聴取

 政府は28日、「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業への規制の在り方を検討する有識者会議を開き、グーグルとアップルから非公開で意見を聞いた。2社とも米本社の担当者が出席し、サービスを利用する企業との取引などで透明性を確保する取り組みを説明。規制強化に対しては技術革新の阻害要因にならないよう求めた。

 有識者の議論は公開され、プラットフォーマーが収集した個人情報の取り扱いが不透明だとして、運用ルールの厳格化を求める意見が相次いだ。政府は基本原則を年内に策定し、年明けから法制度見直しの検討を本格化する。

 グーグルとアップルにフェイスブック、アマゾン・コムを加えた米4社はそれぞれの頭文字を取って「GAFA」と呼ばれ、ネット市場に絶大な影響力を持つ。政府が4社に意見を求め、フェイスブックは書面で意見書を提出。アマゾンは意見聴取に参加せず、書面も提出しなかった。(共同)